2020-01-12 ジンジャーエール わたし 運ばれてきた緑色の細くてお洒落な瓶。 グラスにはちょっと大きすぎる氷が、息苦しそうに詰め込まれていた。 辛口のジンジャーエールを注ぎ込むと、しゅわしゅわと気が抜けて、同時に氷もくつろぎ始めたみたいだった。 今、悲しいことはぐずぐずと膿んでいるけれど、2か月後にはかさぶたになり始めている。半年後にはかさぶたになって、1年後にはただの傷跡になって、2年後には思い出になっているんだ。 そんなことはわかっている。