運ばれてきた緑色の細くてお洒落な瓶。 グラスにはちょっと大きすぎる氷が、息苦しそうに詰め込まれていた。 辛口のジンジャーエールを注ぎ込むと、しゅわしゅわと気が抜けて、同時に氷もくつろぎ始めたみたいだった。 今、悲しいことはぐずぐずと膿んでいる…
なんであんな夢を見たんだろう。 わたしはあの子のことをそんなに好きではない。 いつもお洒落なもので身を包み、他の人なら浮いてしまいそうな赤色のリップをひいて、赤色の鞄を持って、あの子だけの世界を生きている。 それでいて、そう、わたしにも優しい…
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