自伝『詩を書くということ―日常と宇宙と』の概要と感想
人生で谷川俊太郎さんの詩を読んだことがないような大人はいるんでしょうか?というのは単なる個人的な疑問です。前回記事としてあげたものと同様に、自分の中に「詩を書く人になりたいなあ…」という気持ちがゼロではないことから、手を伸ばした本『詩を書くということ』を読みました。
著者:谷川俊太郎
概要と感想を書いていきます。
作品の内容について
この作品は2014年に発行された谷川俊太郎さんの自伝です。
詩を書き始めた若いころのことから、現在のことまで、詩を作ることと谷川俊太郎さんの関係について谷川さんの言葉で明かされています。
人気ある11作品も掲載されています。
感想
言葉を操る人の人間性や、言葉が出来上がるまでの過程というものがわたしにとってはものすごく魅力的なものであることがわかってきました。
自分はこれらの偉大な人たちに比べたらミジンコくらいの存在ではあるものの、わたしなりの言葉に対する姿勢や考え方を持っています。そのため、相違点、共通点を感じることが、わたしに新たな創作意欲を与えるような気もします。
彼ら(村上春樹と谷川俊太郎)の一番大きな共通点は、作品を作り続けている点です。
それらの過程や姿勢に様々な違いはあるものの、人々の心に届く作品を作り続けていることは確かです。
今現在、わたしは、詩のようなものにも小説にも興味があります。
幸いにもわたしはまだ21歳です。
これから先、なにかしらの形で作品を作り続ければ、自分なりのスタイルや本当に自分の書きたいかたちが見つかるのではないかなと感じます。